患者様はどんなことに不満を覚えている? 「患者様を獲得できるクリニック」になるために

患者の不満を聞く医師

クリニックにとって、「再来院してくれる患者様」を獲得することは、経営上非常に重要なことです。逆に言い換えれば、「患者様が再来院したくなるクリニックを作らなければ、経営が苦しくなる」ということです。

患者様が再来院したくなるかどうかは、「患者様にとって不満のないクリニックであること」「患者様にとって満足感のあるクリニックであること」が大切です。では患者様は、どのようなことに不満を覚えているのでしょうか。

目次

「待ち時間」が不満のトップ、「治療費」「診療日」が続く

日本医師総会総合政策研究機構(以下「日医総研」とする)の出したデータでは、患者様がもっとも不満を覚える点は「待ち時間」であり、3人に1人がこの点について不満を持っているとされています。

2位が「治療費」でこれは4人~5人に1人、そして「診療日・診療時間」は7人に1人程度が不満を持っているとされています。

4位~7位は「医師の説明」「投薬」「検査など」「医師の知識」であり、診療内容に関することで占められています。

また、8位以下では「看護師や医師の態度」などがランクインしています。

出典:日医総研ワーキングペーパー「第6回 日本の医療に関する意識調査」p71

患者様が通いやすくなるクリニックを作るためにできること

予約の確認をする医師

ここからは、患者様の不満を解消するための方法について考えていきます。

待ち時間の問題について

クリニックにおいて、もっとも不満が出やすい「待ち時間の問題」は、

  • 完全予約制にする
  • システムで順番を管理する
  • スタッフの手間を少なくするための機器を増やすなどする

といった対策が有効です。

また、小児科などの場合は、お子さんが待ち時間を退屈せずに過ごせるように、DVDやおもちゃ、絵本などを充実させるのも一つの方法です。

「腰が痛くて長く座っていられない」などの事情がある人のために、横になって待てるスペースを用意しておくなどの対策も有効です。

費用の問題について

上記の不満のうち、2位の「治療費」に関してはクリニック側でできる対応は極めて限られています。なぜなら日本の医療制度においては、同じ内容であればどこの病院で受けても治療費は変わらないからです(自由診療を除く)。

ただ、

  • 自由診療と保険診療が選べる場合、それぞれのメリットとデメリットを話して患者様に選択してもらう
  • かかる費用について丁寧に話す
  • かかる治療費の目安を事前に聞かれた場合は、明確に伝える

などの対応をとれば、ある程度は納得してもらいやすくなります。

診療日・診療科について

診療科については、「複数の専門分野を持つ先生方が連携して、2人以上の医師で診察に当たる」などの方法が考えられます。また、先生ご自身が専門分野を増やすという方法がありますが、いずれも費用と時間がかかるものであり、かなり道は険しいのが現状です。

ただ、「競合が少ない地域で開院する」「最新機器などを導入し、アピールできる点を増やす」「ブランディングをしっかり行う」などの方法で、ある程度カバーすることはできます。

診療日については、土日祝日のいずれかは診察日とするのが望ましいといえます。多くのクリニックでは、「土曜日の午前中は診察可」などのようにしています。

また、あえて、ほかのクリニックが閉まる時間帯である18時以降も診療ができるようにしていると、仕事帰りの人などが寄りやすくなります。

この場合は、たとえば、

スクロールできます
9時~12時
14時~17時
17時~21時

などのように、「診療可能な時間を、曜日によって分ける」などの対策が有効です。

クリニックの満足度を高めることは、患者様の再来院を促すことにつながります。そしてこれは、「地域で愛されるクリニック」「安定した経営のできるクリニック」へとつながっていきます。

クリニックの運営でお困り事があった場合は、ぜひ私たちにご相談ください。先生方にとって無理のない、そして患者様が訪れやすいクリニックを作るためのお力添えをします。

この記事を書いた人

クリニックの開業支援から経営改善までをトータルサポートするKSメディカルサポートの専門コンサルタント・マーケター陣による共同編集チームです。
現場で培った最新の経営ノウハウや集客戦略など、クリニック経営の活性化に直結する一次情報をお届けします。

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