経営コラム– category –
-
自由診療導入の成功率を飛躍的に上げる方法
日本医師会総合政策研究機構の『2021年 有床診療所の現状調査』によると、有床診療所においては30.5%が赤字という調査結果になりました。前年度の30.2%と比較しても少し悪化しており、医療機関の赤字が常態化している現実が浮き彫りになってきています。... -
日本の医療費が、さらに削減圧力にさらされる理由
かつて日本は先進国の中でも高度な医療を安い費用で提供していると言われてきました。 しかしながら、OECD加盟国の3分の1が、入院や一般開業医の医療に対する患者の一部負担をしないなど、厳しい経済状況の中でも窓口負担を強いる努力を行っていた反面、日... -
自由診療で信頼を勝ち取る
自由診療と聞くと、不安と感じたり、信用できないと感じる患者様も多くいらっしゃいます。その背景には高額の費用を請求するにもかかわらず、エビデンスが未確立な治療や悪い風評が溢れていることが原因です。 保険外診療であるため、厚生労働省の基準があ... -
生活の質を上げる自由診療という選択肢
病気になればクリニックや病院で治療をすることは、ごく当たり前の選択肢です。治療に行けば多くの病状については寛解が望めるでしょう。しかし、保険治療は病気の治療を目的とした制度であるがゆえにそれ以上の改善は期待できず、ましてや病気を未然に防... -
深刻化する医療従事者の人手不足
看護師の採用は売り手市場が加速しており年々と難しくなってきています。看護師の離職率は10〜11%と言われ、一般労働者と比べても非常に高い数字となっています。新しく立ち上げた病院で新規で雇ったスタッフは1年以内に全員辞めると言われているほどの厳... -
世の中の流れに左右されない病院経営
過去最高を更新し続ける医療費。中学生以下の医療費負担を無料にするなどして、子育て世代を呼び込んでいた地域でも、財政状況の悪化から方針転換を行ったケースもあるほど、膨らむ医療費は問題となっています。子供たちの医療費を有料化することで、受診... -
コロナで経営が悪化した病院は、コロナが終息してもいずれ悪化する
新型コロナウイルスの流行により、病院として果たすべき役割について考えさせられることが増えました。以前まではお年寄りであふれていた病院の待合室も、若い人が数人という光景に変わってきているように思います。待ち時間が2時間近くになる小児科におい... -
診療所の約3割が「閉業」を予定
先般、兵庫県保険医協会(神戸市中央区)による、会員意見実態調査の結果が公表されました。 開業医一般の将来展望は、将来の見通しが「明るい」と回答したのは2.5%にすぎず、46.8%が「暗い」と回答しました。さらに、自身の医療機関の継承については、... -
アフターコロナにおけるドクターの生き残り戦略
新型コロナウイルスの影響は、医療機関にも深刻な影響を及ぼしつつあり、引き続き厳しい経営環境が続いています。2019年頃から倒産件数が増加傾向にあったとはいえ、ついにコロナによる全国初の倒産事例も発生いたしております。 全国の病院においては、赤... -
同時流行となるのか?「新型コロナ」と「インフルエンザ」
夏も終わり朝夕が肌寒くなってきましたが、このような季節の変わり目は体調を崩しやすいので不調を訴える人も多く、通院される患者さんの数も増えてきているのではないでしょうか。 また寒さが厳しくなるにつれて、インフルエンザの流行が心配ですが、今年...