自由診療医院開設支援のKSメディカルサポート

美容クリニックを開業する場合の注意点とその対策

経営コラム

美容クリニックを開業する場合の注意点とその対策

整形手術に抵抗感を持つ人が少なくなってきたこともあり、現在は美容クリニックの存在も多くの人に注目されるようになっています。
ただ、美容クリニックならではの「開業時の注意点」もあります。今回はこれについて取り上げていきましょう。

美容クリニックを開業する場合の注意点とその対策

美容クリニックは「外見の美しさ」を問われる

美容クリニックは、その性格がほかのクリニックと大きく異なります。それが、「美容クリニックは人の生命や健康そのものを保つために必要不可欠である、というものではない」という点です。
美容クリニックの扱う診療項目のほぼすべてが保険診療外のものであることから分かる通り、美容クリニックは人の生命や健康そのものに関わるものではありません。美容クリニックに通う人は、美意識がそもそも高く、またより美しくなりたいと考えている層です。
そのため、美容クリニックはほかのクリニックとは異なり、「外見の美しさ」が強く問われます。

美容クリニックを開業するうえでは、外観(ファサード)の美しさや内装のきれいさに注目することが非常に重要です。清潔感がある見た目であることはもちろん、デザイン性の良さそのものも問われます。
また、美容クリニックに通う人は、非常にシビアな目線の価値観をお持ちの方もおられるため、担当医師やスタッフ自身においても高い美意識を持ち続けることが求められます。

報酬が高い反面、初期投資額も高くなりがち

美容クリニックは自費診療であることもあり、一件あたりの報酬額も高く設定されることが多いといえます。しかし美容クリニックの場合は、初期投資額がかさみがちであることも押さえておくべきでしょう。

一口に「クリニックの開業」といっても、そのときに必要になる資金は科によって大きく異なります。
たとえば、医療機器をあまり必要としない精神科などは開業費が抑えられます。対して美容クリニックの場合は、開業資金が1億円近くかかることも珍しくありません。これは一般内科の1.5倍~2.0倍ほどの金額であり、さまざまな科のなかでもトップレベルの高額です。

このため、美容クリニックを開業するにあたっては、ほかの科で開業を志すとき以上に、綿密な資金計画が必要となります。

美容クリニックを開業する場合の注意点とその対策

競合とニーズの問題もある

美容クリニックは現在多くの人に求められているものですが、同時に、「高いニーズのある地域が限られているもの」でもあります。美容クリニックの多くは大都市に集中していて、地方都市などになるとその数がぐっと少なくなります。これは、「大都市以外では、美容クリニックは高いニーズを得られにくい」ということの証左でもあります。

しかし大都市のような「高いニーズのある場所」は、競合するクリニックも多く立っています(また、将来的に立つ可能性が高くなります)。そして潜在的な患者様は、美容クリニックに通おうと考えたとき、多くの場合「知名度が高い美容クリニック」「コマーシャルなどで耳にしたことのある美容クリニック」をまず検索する可能性が高いといえます。

新規で美容クリニックを開業しようとする場合、このような状況を把握したうえで、営業戦略を考えなければなりません。「特定のプランのみを破格の金額で打ち出す」などは、その戦略のうちのひとつです。また、営業戦略を組み立て、クリニックの運営において知識があるパートナーを見つけることも、美容クリニックの新規開業~運営を滞りなく行っていくための有用な方法となりえます。

KSメディカルサポート株式会社では、開業をお考えのドクターに対して最適なプランを提案しています。また、確かな知識と実績で、開業後のクリニックのサポートも行っていきます。

存続できる医院にするために

ご自分のクリニックで思いどおりの医療を提供できるようになるのはこの上なく幸せなことだと思います。 独立してからのクリニック運営には細かいところで面倒やリスクがつきものですが、 正しいやり方で運営する限り何も心配することはございません。