本日は、この受領行動調査についてお話します。
受領行動調査とは?
これは、全国の医療施設を利用する患者様に受療の状況や受けた医療に対する満足度を調べたものです。
厚生労働省が、患者様の医療に対する認識や行動を知ることにより、今後の医療行政の基礎資料を得る為に実施しています。
病院側は「どうすれば満足した医療を提供できるのか」「患者様はどういった基準で病院を選んでいるのか」等、気にされると思います。
特に開業医の先生であれば、直接経営に関わることですので、尚更だと思います。
では、患者様はどういった基準で選んでいるのでしょうか・・・?
下記のデータは平成26年に厚生労働省が調査した「患者様が医療機関を選んだ理由」の結果です。(複数回答)
調査人数:99,690名
- 選んだ理由(複数回答)
- 人数(比率)
- 医師による紹介
- 36,087(36.2%)
- 交通の便が良い
- 27,115(27.2%)
- 専門性の高い医療を提供している
- 24,224(24.3%)
- 家族・友人・知人からのすすめ
- 18,542(18.6%)
- 医師・看護師が親切
- 15,451(15.5%)
- 建物がきれい、設備が整っている
- 7,875(7.9%)
1番多かった「医師による紹介」は、患者様からすると、どの病院が良いのだろう?
と、選択肢が多いがゆえに病院を決め兼ねている中で、選択肢を絞る役割を担っていると考えられます。
それに加え、“医師からの紹介”という箔が付くことによって、患者様の安心感が変わってくると考えられます。
2番目に多かった「交通の便が良い」は継続的に通院しやすい医療機関であることや、自宅や職場に近い場所にあることが挙げられます。
個人開業をお考えの先生は、1番多い医師による紹介というものは、期待し難い項目になるケースがほとんどです。
しかし、それ以外の項目は、個人開業医でも、実現可能な項目になります。
ただ、全ての方に、満足していただけるサービスを提供できるかというと、そうではありません。
例えば、専門性の高い医療とは、医学的見地では専門性が高くても、その患者様に対し、ご納得のいく結果が出せなければ、満足はされません。
スタッフが親切か、建物がきれいかなども、主観的な要素になりますので、万人を満足させることなど不可能です。
このようなことを考え出すと切りがありませんね。
そのため、何を優先して考えるべきなのかを選別する必要があります。
この選別に必要となるのは、経験値!
そこで相談していただきたいのが弊社のようなコンサルティング会社です。
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